問題児姫カット警部補の最強日常物語
とある日を境目に能力を持った人間が生まれるようになった人類。
その中でも能力持ちの報告が多いのがここ日本。
そんな日本では生まれた瞬間に家族のもとを離され国が管理し、警察か自衛隊に所属しなければならない。中には犯罪に手を染める能力持ちも多くない。そんな日本で最強と呼ばれる女の物語
署長「今日は新人警官の配属日だ。いらぬことをしてくれるなよ。」
署長にじきじきに注意される高身長で姫カットのスーツ姿の女
???「わかっていますよ。"署長様"」
署長「君はいちいち癇に障る言い方をする人間だな。もう用はない行きたまえ」
ここは警視庁選ばれしエリートが集まる中でも輝きを放つ異色の存在。
だが、彼女は警察界NO.1の問題児なのだ。
謹慎処分は当たり前、職権乱用、殺人なんでもやってしまう。
奈月「まさか私が警視庁に配属だなんて・・・」
奈月の前には大きな扉が
そこに特殊能力対策課の文字
奈月「失礼します!このたび特殊能力対策課に配属になりました。白雪奈月です。」
???「ああ君が今日配属される新人警官か。私の名前は神宮寺明咲。ここの警部補だ。まあよろしく頼むよ。」
奈月(この人が噂の能力持ち最強の・・・)
奈月「よろしくお願いします!早速ですが私に仕事はありますか?」
明咲「いや、残念だけどこの課は暇なんでね。テキトーにパソコンでなんかやっててよ。別にさぼっててもかまわないよ。」
奈月「し、しかしそういうわけにはー」
明咲「あー君結構真面目ちゃん?じゃあこの課に来たのは運が悪かったかもね」
奈月(なんなんだこの人は。)
明咲「やることないんだったらコーヒー淹れてきてよ。」
奈月「わかりました・・・」
警察A「どうやら今期はあの課に新人が配属されたらしいぞ」
警察B「おい、それ大丈夫なのか?あそこは事件発生時の隊員死亡率NO,1だぞ」
コーヒーを淹れながら周りをチラ見し
奈月(みんなエリートって感じがして緊張するな。)
そこに不機嫌そうに文句をいう女と必死になだめる男が通る。
???「なんであんなやつがクビにならないのよ!」
???「まあ落ち着いて。性格はあれだけどやっぱり能力が僕たちとはレベルが違うから。」
二人はそのまま殊能力対策課の部屋の中へ
奈月「失礼します。明咲さん。コーヒーを淹れてきました。」
明咲「んー。ありがと。言い忘れてたけど入るときいちいち失礼しますなんて言わなくていいよ。」
???「ちょっとあんた。もしかしてだけど今日配属の子にコーヒー淹れさせてたわけじゃないでしょうね!」
明咲「はは。その通りだ。」
???「最悪。ああそうだ。私の名前は早乙女紬よろしくね。こっちにいる男は八神しずる」
八神「よろしく!」