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青春_アオハル  作者: 世宮リコ
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第一章_出会い

 入学式から2週間ほどたった、ある金曜日の放課後のことである。理代は、2者面談のために教室に残っていた。面談は教室のベランダで行われるらしく、今は理代の前の順番のクラスメイトが面談をしていた。教室には理代の他に数人の男子が残って話をしており、理代は携帯をいじりながらいけないこととは思いつつも、その話に耳を傾けていた。

「天平さあ、なんでクラスLINE抜けたん?俺、天平に招待してもらおうとおもっとったのに」

「ごめんって、しょうがないやん」

天平、と呼ばれた彼を理代は知っていた。クラスLINEができたばっかりの頃、携帯の不具合か何かで抜けた人だ、と瞬時に悟った理代は、考える暇もなく、彼らに声をかけていた。

「あ、あの、クラスLINE入るなら、招待しましょうか…?」

「え、めっちゃ有能やん!」

1番に声をあげたのは、天平だった。LINE交換しよ!と言いながら携帯をもって理代の方に来る彼に、理代はQRコードを差し出した。

「あー…なんかWi-Fi環境めっちゃ悪いわ。追加後ででもいい?」

そんな彼の言葉にうん、と返事をして携帯を仕舞っていると、面談の順番が回ってきた。理代はベランダへ出た。


 面談が終わって教室に入ると、さっきの男子たちがちょうど変える準備をし始めたところだった。帰り支度を終えて理代が教室を出ると、天平が後ろから「ねね」と声をかけてきた。

「LINE、追加できたけん家帰ったら見といて。」

先生に聞こえないように小声で話す彼につられて少し小声気味になりながら、うん、と返事をし、理代は帰路を急いだ。


 帰宅し、ご飯とお風呂を終えて自分の部屋に向かい、ベッドにぼふん、とダイブする。天平のLINEを追加しておくのを忘れていたことに気づき、慌てて追加し、クラスLINEに招待する。

『よろしくね』

すると、意外にも早く既読がつき、『よろしく~』『理代って呼んでいい?』

という返事が返ってきた。

『いいよ、あたしは何て呼べばいい?』

『天平って呼んで。苗字好かんけん』

『え。苗字嫌いなのあたしも同じ笑笑』

『まじ?あ、親が寝ろってうるさいけん寝るね。明日も話してくれる?』

『もちろん。おやすみ~』

『ん、おやすみ』

そんな会話にほんの少しの安心感と心地よさを感じながら、理代はベッドから起き上がった。

「さて、勉強するかあ」

そこから数時間勉強して、理代は眠りについた。



こんにちは、世宮リコです。今回のお話、楽しんでいただけたでしょうか?

第一章、すごく短い話となってしまい、申し訳ございません。

内容もあまり深いものではなく、読んでくださった方の中には「面白くないな」と思われた方もいらっしゃると思います。

これからも日々精進していきたいと思っておりますので、温かい目でご覧になっていただければ幸いです。

では、次の章でお会いしましょう。

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