迷宮に初挑戦する...いやどうしてこうなる
後日エルマに誘われてとある洞窟の前にまで連れてこられた。
「ねえねえ!この洞窟を探検しようよ!」
「危なくないか?」
洞窟の探検に行こうと言ってきた。いやこの洞窟かなり大きそうだぞ?そもそも入り口がデカい。いや転生前の世界で洞窟なんて行った記憶が無いからどれくらいで大きい小さいとかよく分からんが。何メートルだこれ?10メートルはあるぞ?そして一寸先は闇(物理)なせいで1メートル奥くらいまでしか目で見えない。
「大丈夫大丈夫!そんなに危ないものは無いでしょ!」
「安全でも迷って帰れなくなったらどうするんだ?」
「分かれ道があったらそこで引き返せば良くない?」
...そこで素直に引き返せば安全でもちゃんと引き返すのか?コイツは
「ほら、行こう?」
「待て、引っ張るな!痛い!」
「素直についてくれば痛くないよ!」
んな強引な。そんなこんなで洞窟につれてかれた訳だが...6メートルを過ぎた辺りで景色が変わった。....変わったというかこれは....
「エルマ。正直に答えろ」
「...うん」
「洞窟の中っていうのは普通こうなってるものなのか?」
「いやーそんな事は一例を除いて本には書いてなかったね」
「その一例はなんだ?」
「その一例?...洞窟がダンジョンになったケース。それも普通の枠から外れたレベルの」
「たしかにこれは普通ではないな。」
「でしょ?私も同じ気持ちだよ」
「「なんで洞窟を通ったら途中から草原が広がってんだよ!!」」
はー意味不明すぎる。RTAなら旨味説あるけど頭可笑しいだろ。
「...ねえ向こうの方になんか居るんだけど?」
「は?」
「...うわ。あれ鑑定してみな」
「はっはあ?」
とりあえず向こうに居るのは多分スライムかなんかだな。水色でぷよぷよしてそうだし。で言われた通り鑑定してみるか。
「【鑑定】」
「一々発動にスキル名を言う必要はないよ?」
「うっせ。使い方が良く分かんねえからとりあえずこうやって使ってみようとしてるんだよ。第一殆どただの様式美ってやつだから気にすんな」
「因みに無言で使う時は昨日やってあげたみたいな魔力の覚醒状態にすれば使えるよ。声に出して言っても発動するけど」
「そりゃどうも」
鑑定のやり方を教えて貰いつつ鑑定してみた中身がこれだ
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無名
種族:ハンドレッド・エクスペリメント・スライム
ステータス
HP:100/100
MP:100/100
筋力:100
耐久:100
敏捷:100
器用:100
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現状だとこれくらい見えるらしい。...いや種族名可哀想だな。なんだよ「百の経験のスライム」って
「ねえねえアヒム!この魔物倒してみようよ!」
「断る。というか大きい声を出すな。襲われたらどうする?」
「?だってアヒムより弱いでしょ?多分だけど」
「多分で話すなよ...」
エルマのどっちが強いかだが、ステータスで見る限りは俺の方が強いのは事実だが相手のスキル次第で負けても可笑しくは無い。だから襲われない限りは挑むつもりは無いが...
「...というか今襲いに来てるから多分応戦した方が良いんじゃ無い?」
「は?」
エルマに言われて前を向くと例のスライムがこっちににじり寄ってきてる。...応戦するべきなのか?
『応戦しても問題無いです。むしろ積極的に消してください』...女神に言われたらある程度はしょうが無いだろう。多分。
「分かったよ。危なくないようにそっちで見てろ」
「はーい!」
そう言ってエルマは少し離れていった。
さて初戦闘だが...どうしようか。前世込みで戦った経験がまるで無いぞ?なんだかんだそれなりに良い小中学校に行かせて貰って、高校も何の理由も無く攻撃される事があるような所には行ってないから本当にこれ困るぞ?...とりあえず殴ってみるか
「ていっ」
「ゴポポポ....」
「水の音しか聞こえねえ」
なんだコイツ発声器官あるのか?とりあえず効いてるかを見てみるか。たしかこうやって魔力を覚醒させて...よし。上手く出来た。【鑑定】
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無名
種族:ハンドレッド・エクスペリメント・スライム
ステータス
HP:66/100
MP:100/100
筋力:100
耐久:100
敏捷:100
器用:100
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とりあえず効果はあるようだ。
〔スキル[体術Lv.1]を獲得しました〕
は?スキルの獲得チョロすぎんか?
「とりあえず、これ倒すか」
そう言って俺はあと2発スライムを殴った。するとスライムは光と共に消え去った。...所に何か剣が落ちている。...ドロップアイテムかなんかか?ゲームチック過ぎるだろ。俺は分かりやすいからまだ良いが。
〔アヒムのレベルがアップしました〕
は?
〔アヒムのレベルがアップしました〕
2回も言わなくt
〔アヒムのレベルがアップしました〕
〔アヒムのレベルがアップしました〕
〔アヒムのレベルがアップしました〕
〔アヒムのレベルがアップしました〕
〔アヒムのレベルがアップしました〕
〔アヒムのレベルがアップしました〕
〔アヒムのレベルがアップしました〕
〔アヒムのレベルがアップしました〕
〔アヒムのレベルがアップしました〕
〔アヒムのレベルがアップしました〕
〔アヒムのレベルがアップしました〕
〔アヒムのレベルがアップしました〕
〔アヒムのレベルがアップしました〕
〔アヒムのレベルがアップしました〕
....成程?種族名の「100の経験のスライム」ってそのまんま100と言える経験値があるって事なのね?...いや100どころじゃないな。
うん。書くの下手クソだね。
主人公は計15レベル上がってるのでLv.1→Lv.16
になっております。