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テレビという名の悪魔 夏 紫の残影 明日

「テレビという名の悪魔」                            6


テレビを2時間観ていると

疲労困憊になる

こいつは悪魔だ

耳に入ってくる音が

少しずつ脳を破壊していく

目まぐるしく変わる映像は

いったいどこの世界のものだ?

生活の役に立たないことばかり映し出し

僕の思考回路を混乱させる

心の平安がほしければ

そこにある椅子で

思い切り

ブラウン管を

叩き割ることだ

世の中がかなり静かになる


「夏」 3・10・2                              7


夏になったら

海辺の家で暮らそう

僕は昼間からビールを飲み

君はオレンジジュース?

青い風と

波の音

夏の陽射し

これ以上いったい何を望めばいい?


夜になれば

流れ星をさがし

ロックンロールを聴こう

僕はやっぱりビールを飲み

君も今度はビールを飲む


ねぇ

僕らは永遠に

ティーンエージャーみたいだ


「紫の残影」 3・10・3                           8


夕焼けで

山の端が

紫色に浮かび上がる

美しくて少し哀しくなる

僕がそれをつかもうとしても

それははるかな高みにあり

そのことがまた

僕を少し哀しくさせる

ヒトとして生まれてきて

その光景を見ると

少しホッとする

たまにはいいことがあると



「明日」 3・12・3                             9


私は一人

全てが破壊された世界

それが解放?


歌もなければ

絵もない


パンもなければ

水もない


日の光は眩しすぎて

風は心地よさを運んでくれない


紫の夕焼けも心を打たない

人は

絶望した時

死ぬのだ


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