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永遠の道 君と僕

「永遠の道」 7・5・22


僕らは永遠の道を歩いている

どこまでも続く砂の上を

空に浮かぶ雲の上を

風が吹きぬける草原を

スカイタワーが屹立する街を

暗闇の中の荒野を


どこまで行くのだろう

どこに辿りつくのだろう

終わりのない道を歩き続ける

光を求めて

永遠の安息を求めて

約束された場所を求めて


そこは必ず在るはずだと

一人で行くのか

孤独を友とするのか


たった一人

君がいてくれれば

僕は救われる

たった一人君がいてくれれば

僕は

すでに

救われている


永遠の道を

終わりのない道を

歩き続ける


「君と僕」 7・6・28


一人は淋しいかい?

凍えた手を

あたたかく包んでくれる人を求めている?

僕は

君のことを知りたいと思っている

かたくなな心は

君じゃなくて

僕の方だろう


だって

君は

ずっと僕を求めて

必死で歩いてきた

声にならない叫びをあげて

その小さな握りこぶしは

立ちはばかる壁を壊そうと

殴り続け

血まみれになっている


僕はまだ

君のことをわかっていないのだろう

僕の言葉は

君をときどき悲しくさせる

君は口を尖らせ

怒っているふりをして

本当は泣いているのだろう?

声にならない声をあげ

涙にならない涙を流し

泣いているのだろう?


君は本当の自由を求め

その自由の重さに身動きできなくなっているのかもしれない

ぼくの「自由」は勝手気ままで

風に流されるままで

白々しく苦い空気を吸うしかない


本当は

僕が

君から

教えを乞うべきなのだ


最近

やっと

そんなことが少しわかりかけてきた

ねえ

君はそんな僕を

ずっと待ってくれるの?


僕の手は

少し

暖かくなったのだろうか・・・・・・


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