note ダンジョンの人口比率について(2100.5)
ダンジョンには連日連夜、常時、旅人が出入りを繰り返しているわけだが、ある調査結果によるとだ。一日の延べ人数は、おおよそ以下の通りとなるのだそうだ。
α。10万人。最大勢力。(俺&マリー)
ζ。8万人。(エマ)
ε。7万人。(ヨコヅナ)
γ。5万人。(マーチ)
δ。2万人。(ミラ)
λ。9千人。(トノ)
その他。
……と、万単位の規模で並ぶ。
で、これの最下位がβで、この一族だけ、いきなりガックンと……。
β。数百人。(ミコ)
なのである。
数が少ないうえ、魔法使いであり、だから取り合いの一番人気。
さらにその中でもミコ、アキラは特別で……俺は極めて幸運だったのだろう。
メンバーに限れば俺と一番付き合いが長い。俺に懐いてくれてるようだが、決してそれが“すくみ”ではないと信じたい。
チームの皆は、俺に才能と、どことなく気品があるから、と理由を口にしてくれてるが、リップサービスと受けとめている。
ぶっちゃけ、俺にアキラがいたからこそ、錚錚たるメンバーが俺の元に集まり、リーダーだと立ててくれてるのだろうさ。
温泉は、俺と二人きりのときは一緒に入りたがる。皆と一緒のときはエマとともに女湯へ強制送還。(俺はチームの風紀には厳しいのだ)
裸体主義者であるエマは気にしないが、アキラは相当恥ずかしがっているとのことだ。




