note メンバー 裏のリーダー(2100.5)
エマニュエル・キンセイ。(エマ)
ζ世界人。
女性。肌白。髪金。瞳碧。
実齢19.6才(経験値5.3年)。つまり見かけ14.3才! 驚異の経験値。一日ほとんどの時間をロビーにこもることに使っているダンジョンジャンキーである。個人ランクS。
身長1.56m。髪は腰まで。一人称わたくし。
一言で言えば大変な美少女。そう、文字通り“大変な”美少女である。
なにが大変なのかというと、まず第一に、裸、なのだ。さあ困った。書きにくい。
――なぁ、だいたい反則ではなかろうか? 18の俺よっか年上なのに、肉体は一個下の14才。しかも裸。なに言ってんだか理解できないだろが、安心しろ。俺もだ。正気の沙汰じゃない。
なんで裸身なのかというと、すべてζの世界に原因がある。そこは、ナチュラリストの世界なの。分かりやすく言うと裸体主義がデフォルト。素っ裸になんの疑問も抱かない、ヌードが平常の世界だったんです。
道行くときは、さすがに靴は履く。痛いからね。また、冬はそれなりに着込む。寒いからね。
でも、それ以外の季節とか、寒くても科学技術で身体を温風コーティング出来るときなんかは、スッパリと全裸スタイル。もう、頑ななまでに。
エマは、そんな世界の人だったのです。
ドナテッロ作のダヴィデ像をご存じだろうか? あのように、靴(黒)と、あとファッションとしての黒帽子(月桂冠の飾り付)が、彼女がふだん身に着ける物のすべて。
チーム結成時、こんなではさすがに差し障りあると、せめて水着の着用を懇請したのだが拒絶される。一時はチーム崩壊の危機にまで陥ったのでありました。
これはページを改めて書くべきことであるが、今かんたんに言うと、ようするに彼女のメンツ、ζの仲間内における彼女の面目がかかっていたために、よけい頑迷になって、言うこと聞いてくれなかったのでした。
結局なんとか口説き落としたのだが(これは俺の男を掛けての説得となったのだが、この詳細も別ページに譲る……書かないかも)、着用してくれた水着ってのが、逆に着なかった方がマシと言えそうなほどの、黒の変態的マイクロビキニ。そんなわけで頭を抱えている今日この頃なのでありました。
続く。彼女と彼女の世界に関しては到底一ページでは足りない。




