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note ダンジョン (4)ゲート

 さぁ、ここからは旅人たち、真の勇者たちの世界だ!


(100kmの)2.5km地点――

 ワープインすれば、まず見えるのが、まるで国境の壁のように、くっきりと彼我の境目を分けた乳白色の霧(らしきモノ)である。


 青空がある。太陽すら輝いている。

 風が吹けば緑の匂いさえかぐことができる。

 αをベースとした、一見いままでと何ら変わるところがない世界の光景のなかで、唯一、(これ)だけが、気象の影響を受けず、固体のバリアのように左右に際限なく広がり、行く手、前面の視界を遮っている。


 ただ、進路の正面に、道幅(マージン)を直径としたクリスタル製のリングが据えられてあり、その半円(下半分は地面に埋もれている)だけが、霧壁を穿ち、向こう側の天地を見せているのだ。

 なんだか薄壁に開けられた覗き穴のようだが、これを“ゲート”と称するのだった。


 この薄いゲートをくぐって先へ進めば、そこからが貴方の本番の舞台。“ステージ”と呼ばれる領域に至る。(くぐってきた)霧壁を背後にして――

 あなたが()()()()()()()()()()であろう。

 そこには、日本全土の、まれなる光景が、驚嘆すべき構図で、眼前に広々と広がっているのだ……。


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