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悪代官サマ と ユカイな仲マたち  作者: 中田 春
【 迷いのマの森 】 編
74/82

level.73 いじの みせどころっ “だいぐんだん” あらはる!!



「そこまで陽幻は私を止めたいのか……己が信じた道を突っ走った結果がコレか。なんと、はた迷惑なヤツの行動力。これぞ、削減すべき大いなるムダリストだな」



 じゃじゃーん!



 なんと【迷いのまの森】編の『金・むだりすと』は、陽幻殿に決定だあ!


「しっかりメモメモっと」


 けちけち節約家の裏の顔を持つ、おりんちゃんがここで、

 胸元に忍ばせていた『絶対に見るな×私の極秘帳』を取り出して

 さらさらっと無表情に記帳していきます!

 やつを削減する気満々ですな。なんと恐ろしい。って……

 そっちの『りすと』かい!




 そして最後の砦を守るのは、火属性・水属性・木属性・土属性――と、

 まんべんなく振り分けられた妖怪混成“大軍団”。



 『怒涛の連続☆ばとるいべんと』も山場を迎えております。



「おりん様、なにやら首の後ろが……むずむずしております」

「あはあ。お尻が痒いのですね《猫男(どらのすけ)》。それでは気の利く私が、それぇ~、ぽりぽりっと」

「ぎゃん、ぎゃーん! な、なにをする相棒! 俺の大事なお尻が、いたっちいたっち!」


「あれ、違うのですか? てっきり私は求められたように感じましたので」

「ここは【迷いのまの森】支店だっ。【あんぞるごんのあ大灯台】支店の『のり』はやめろ!」



 緊張感が大切ということですな。

 しかし、今さら(手遅れ)感が、しないでもありません。



「――ふむ。背中のうぶ毛が逆立っておる。もしや……“あのモノたち”が来たのかもしれん」

「尚のこと、内輪で揉めている場合ではありません。おりん様、この相棒を連れ、先に強行突入してください。実は私、こんなこともあろうかと思って【視聴覚室前の廊下側三番目の窓】をこっそり開いておきました。陽幻(ひげん)さえ討ち取れば、この無益な反乱も静まります」

「分かった。ポチ殿」

「へ?」



 『超☆絶』美少女の小脇に、簡単に『こんぱくと』に抱えられる私。

 じたばたする間もなく、眼下の《猫男》が遥か後方へと

 見る見る遠ざかっていきます。



 い、息が……でき、ない。



「おりん様が支店へ突入したぞぉ。追えい、追えーい」

「はっはっは。我らに後ろを見せたなお前ら! それえ、お福部隊――背中めがけて一斉射撃だああ!」



 光りの速さで移り行く景色の中、たくさんの矢が背中に

 さくさく『くりてぃかる・ひっと』。

 妖怪混成大軍団が、ずっこける様子が最後にちらっと見えました。



「そうだった……『ばっくあたっく』は威力が倍増だ。だが、向こうの気力が残っていないのは誰の目にも明らか。先に『狐一族』を片付けるぞ! おりん様を追うのはそれからだ」




「ここが意地の見せどころ、なんとしても押し通る! 今の我らに“越えられない壁”はないぞっ!」

「おおーーっ! おりん様の道を、我らが開くっ!」




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