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悪代官サマ と ユカイな仲マたち  作者: 中田 春
【 迷いのマの森 】 編
53/82

level.52 〇〇と〇〇の おへや.6

 はっと我に返ります。

 この場所は? ここはどこ? 私はだれっ?

「あ、起きた」

「ひぃ!」


 その『びじねすすーつ』姿の女型は確かに見覚えが――


「悪魔……悪魔あくま、ひぃぃぃ、そこに居るのは正真正銘の“悪魔”だっ。こっちに来るな! あっち行けーーーー!」

「ど、どうしたのポチサマ! おかしな夢でも見たの?」



 よくよく見ると、それは悪魔ではなく、かわいい小悪魔にございました。

 ふと目の前に居ります《小悪魔的少女(りとるうぃっち)》が不思議そうに

 私の顔を覗きます。



「さっきのは、“夢”……だったのですか?」

「そういえば、うなされていたような」

「そうだ首! 首首首っ! 首の後ろにございますぅ!」

「クビ? なに、どうしたの?」

 慌てて首の後ろを手で自己確認。

 この小悪魔は、やはり信用なりませんからな。


「どれどれ……うん。別に、なんとも」


 あれ? “この感覚”……やっぱり以前もあったような?

 不思議なことに思い出せません。


 更新するたび『しすてむ』一部初期化とか。

 たまりませんな、もうまったく……。


「ああッ! ポチサマのクビの後ろ!」

「なに! なになになにっ! なにがあったのぉーーー!」

「あは。やっぱりホクロから長い毛~。いやあキモチワル~イ」


 どうでもええわ。驚いて損した。


「ああッ」

「今度はなに」




「オネエサマの『嫁入り』が始まってるの。《猫男(どらのすけ)》さんがポチサマを呼んで来いって」



 はいはい、『狐の嫁入り』ね。

 おばあちゃんに聞いた覚えが。あの“有名な伝説”の。



 ……こうしてる場合じゃないでしょ。





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