表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪代官サマ と ユカイな仲マたち  作者: 中田 春
【 迷いのマの森 】 編
48/82

level.47 すにーきんぐ みっしょん.トゥリー!!



 周辺の景色が移るにつれて、村の雰囲気も次第に殺伐としてきました。

 先ほどまで、絶えず往来を行き交っていた

 “村人・A”や“村人・B”やら“C”になり代わって

 急に目立ち始めるのは、武装する〈ニンゲン〉の物々しい姿――



 全身を覆う金属製の鎧と、巨大な戦斧を肩に担ぐ、

 重装備の『キンニクタイプ』のモノもおれば

 そちらのモノは細身の剣を腰に差し、上半身を守護するだけの軽装備で

 まとめる『インテリタイプ』風のモノもおります。



 各自の装備はてんでバラバラ。

 しかし共通するのは【迷いのマの森】支店に挑戦するに値する

 “プロフェッショナルな風格”を、それぞれが纏っていること。




「ここが〈ニンゲン〉どもの拠点……初めて見る……」




 おりんちゃん、険しい顔でそびえ立つ眼前の、石造りの大要塞を眺めます。

 それにつられて我々も。

 見上げる表情が同様に、とても険しくなりますな。

 ここに至る道のりの中で〈ニンゲン〉の技術力の高さには驚かされるばかり。

 いかに〈ニンゲン〉のテクノロジーが

 我々を凌駕しているかが一目瞭然に分かります。



「へえー。中に入れないのかな?」



 しかし例外が約一名。

 “地味なウチのねこ娘”は、いつでもとってもお気楽。

 入村当初からまったく変わらず、彼女の目線は

 ウキウキ観光モードでございます。



「おりん様、あまりジロジロしていると、さすがに怪しまれます」

「分かっている。しかし、あと少しだけ。しっかりとこの目で“相手”を見ておきたいのだ」




 巨大ですな。偉大でございますな。

 果たして“定められた世界”で生きる我々は、

 この存在を前にして、どれだけのことを成せるのでしょうか。




 やはり我々も、

 “その設定を飛び越える”時期が来ているのではないかと、

 ひそかに思ったりもいたします。





「《猫男(どらのすけ)》……母上は“こんなモノ”を相手にずっと戦っていたのだな……」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ