level.43 〇〇と〇〇の おへや.4
《小悪魔的少女》
「キャアアア! 本物のモーリング支店長だあ!」
《???(巨大粘液)》
「……《???》と申す。以後お見知りおきを」
おりん
「珍妙な《スライム》だ。お前の“その名”は、なんと発音すればいい?」
《小悪魔的少女》
「早速サインくださいサイン! やったぁ《小悪魔的少女団》のメンバーにも自慢しちゃお。だって本物だよ、本物のモーリングサマだ!!!!」
私
「あのぉ、そろそろお仕事に取り掛かってもらいたいのですが……」
《小悪魔的少女》
「ああハイハイ、仕事ね。――まったくポチサマも、もっと早くアタイたちを呼んでもイイじゃん。どうして今になって急に(まだまだ続く愚痴)」
私
「あのぉ、それから《小悪魔的少女》殿。当たり前のように使用しておりますが、この森に居る間『かたかな』は禁止となっていることを忘れないように。このままだと、あなたも『るーる・ぶれいかー』の一員ですぞ」
:まるで塵のように私を見る《小悪魔的少女》。
《???(巨大粘液)》直伝の『即席ま眼』を発動。
本社に置いて行ったことを、かなり恨んでいる様子。
《小悪魔的少女》
「回復アイテムをおごってくれないと、許してあげない」
私
「給料日までお待ちいただけますか? なぜなら今の私は一文無し」
《小悪魔的少女》
「ええーっ。……じゃあメモっておこう。さあて、お仕事しますか! オホホ。モーリングサマッ!! このアタイが、もっともっとキレイにしてあげますからねー! だからそのツルツルお肌に触ってもいいですかッ!!!!」
おりん
「えっ。じゃあ……その……よ、よろしく頼む」
:『はいてんしょん』の《小悪魔的少女》。
その押しの強さに動揺する、おりん。
《小悪魔的少女》
「ハイよろこんでー! さあて、どうしてくれよう。ムフフ」
:さらに暴走する《小悪魔的少女》。
不安そうな、おりん。
やはり帰らせるか迷う私。
《???(巨大粘液)》
「ほう。これが噂の『花嫁』と申すものか。う、う、う、美しいっ」




