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Tear the world-その罪の名は-  作者: 逢音
第一章
4/6

少女said 運命の出逢い

「君、もうすぐ死ぬよ?」




漆黒の瞳をきらめかせ笑う死神。




少女はその笑みに彼の闇を観た。




頬を涙が伝うのを感じる。




今目の前にいるのは死神で、宣告されたのは己の死。




それでも、この涙は恐怖故のものではない。




ただ、悲しい。




そして・・・・・嬉しい。




彼は自分と同じ。




自分一人が闇の中にいるわけじゃない、一緒だ。




そう、思った。




だから、思わず笑みがあふれてくるのは仕方がないことだと思う。




泣きながら笑う私は、はたから見れば気持ち悪いことこの上ないだろうけれど。



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