ストーリーの設定
登場人物:炉狗闘 葉八 (ろくとう ばや)
まず初めにこの世界の「時空」を説明させてもらう。
「時空軸」とは主に、人類が生息している時間の概念がある生物区域のことだ。
それで、時空軸外というのは、時間の概念のない非生物区域だ。
正確には、《区域》という概念はなく、全く別の場所に分類される。
入ることができない、つまり発見することが極めて困難、また不可能な空間のことだ
ではなぜその場所を理解することができたのか、
それは《時空軸転移装置》の発明によるものが大きい。
ここで一つ疑問が出てくる。
なぜ人類が知らないはずの《時空軸》を知るために、《時空軸転移装置》が作れたのか。
それには《時間操作装置》。
よくいう「タイムマシン」と呼ばれているものだ。
タイムマシンの説明を話すと長くなるのだが、
その時に《暗時時代》があった。 ※暗時時代とは、時間から抜け出せなくなること。
この世界の《時間操作装置》とは、人間を他の時間に転移させるのではなく、この世界そのものを時間移動させるものなのである。
その時の誤算が、《暗時時代》を生み出してしまったのだ。
この世界そのものを転移させるのは、人の心を変えるほどの威力を持っていた。
その時に、人々の暴動がなければ、《時空軸転移装置》を見つけることは、なかっただろう
そして《暗時時代》が終わることもなかっただろう。
人々は今いる時間から一時間前に転移すると言い、この世界そのものを転移してしまったのだ。
そしてそのことが繰り返し、時空転移装置の中に記録されていることによると、
それを300年近く続けていたのである。
その300年という長い時間の中で人々の心を変えたのである。
このことがあり、時空転移装置の使用は禁止になった。
その時に発生した時空波により時間の外側にある時空軸外の世界を見つけることができたのである。
そしてその時間操作装置のデータをもとに時空軸転移装置を作ることができたのだ。
時空軸転移装置の使用と時空軸外の世界の管理をするのが時空外内取り締まり所