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episode.0 知らない存在
この物語は私が人生で初めて書き上げていく小説。
いつか皆さんのお手元に届くことを夢見てここに記す。
物心がついたときから私は、ひとり親家庭だった。
家にいたのは母と兄二人。父の顔も声も何も知らない。もちろん思い出も何もない。
母は「その人」について何も話さなかった。
どことなく「聞いてはいけない雰囲気」を幼いながら感じ取った私は
いつの間にか「いつか必ず紐解いてみせる、そして会う」と謎の負けず嫌いが出ていた。
この負けず嫌い精神は時に長所だが、時に短所でもある。
紙一重の私の性格が吉とでるか凶と出るか。
まだほんの序章に過ぎない。
これは私が「その人」に会うまでの物語。
短めのepisode.0
このお話は丁寧にゆっくり仕上げていきたいと思います。
よろしければこれからも読んでやってください。