クルーズ&ホテル編 Ⅰ
海外旅行の経験がある方なら毎日移動しパーケージングをおこなうことの大変さとその苦労から解放されるありがたさはすぐにわかるはずです。
さて、今回は最近のエジプトツアーのトレンドになっているナイル河クルーズについてです。
それを簡単に説明すればこうなります。
ルクソールとアスワンの移動を三泊四日の船でおこなうもの。
基本形はルクソールに到着後、クルーズ船にチェックインし、船内での昼食後、ルクソールの東岸観光をします。
翌日、ルクソール西岸観光後、クルーズが始まります。
クルーズ三日目、エドフとコム・オンボの遺跡観光。
四日目、アスワン到着し下船。
もちろんアスワン発、ルクソール着というものもあります。
これまでの八日間のエジプトコースでいえば、連泊は一回あるかないかというところでしょう。
そこに三連泊。
パーケージングの苦労から解放され非常にありがたいことに思えます。
では、これまでほとんどなかったこのようなコースが突然トレンドになったのか?
これは大きな疑問ではないでしょうか。
理由。
国内線の運賃とホテルの宿泊料金が上がり、船で移動するのと料金的に変わらなくなったから。
おそらくこれでしょう。
そうでなければ、ほぼすべての旅行会社が国内線を利用すれば一時間弱で移動できるルクソールとアスワン間をクルーズに切り替えることはありませんから。
さらにどうしてもエドフとコム・オンボを観光したい、または国内線が高いということであれば、陸路で移動しても一日あれば移動可能。
そう考えると上がったのはホテルの料金ということになります。