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170403 書く理由

私は作家だ。

様々な本を書いて世に送り出している。

娯楽作も書けば社会問題も描く。

そんな私の目の前にある日いきなり石油王が現れて私に言う。


「君の本は実にけしからん。読んでいてむかっ腹が立つ。そこで君には筆を折ってもらいたい。その代わりと言ってはなんだが非課税で毎年1億円を君にあげよう。無論君が死ぬまで毎年だ。とりあえず前金として1億円を渡しておこう。君が『作家を引退して二度と本は書かない』と約束すればこの場で渡す。ただし君が首を横に振ればこの話は全部なかった事にする。……さてどうする?」


私は……。

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