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薄明のハイドロレイダー  作者: 小木原 見縷菊
帰り花……——カミング、ノベンバー
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 少し時間がった新米の、温かさが今もおいしいのは寄り添ってくれる誰かがいるからかもしれない。


「ミカ君、おかわりをお願いできますか?」


「ま、いーけど……」


 サブローの白いご飯どんぶりに、つやつやのお米をこぺこぺとよそってやる。


「ミーカー!!ポテサラ足りないぃぃぃ!!」


「いつも自分でやってるじゃん!」


「だってェ……かえでちゃんとウサ太郎が乗っかってるんだモン⭐︎⭐︎⭐︎」


 ズルっ!!にゃんことうさちゃん全部乗せなんてズル過ぎるよ……でもはい、猫は正義ですよね……


「ほっしーちゃん、私も何かやらせて?」


 リディア……!!(ほわ……)


 かわい……じゃなくて助かるぅ!!!


 不定期に開かれる、誰が言い出したのかわからない四畳半と六畳の黄昏たそがれ夕餉ゆうげは、ちゃぶ台三つで満員御礼だけど、いつの間にか施されたicom(アイコン)で、みんな思い思いのミニテーブルを出していた!


「ほっしー、Firstファーストのミーティングルームは変わらず居心地がいいな。麦茶はわれが配ってやろう」


 いやだからさ、組織の部屋じゃなくて、ここ我が家なんだよね、ジュン。助かるけどさ!!


あねー……ピザとろ」


 今から!?そうちゃん電話してるね?めーっちゃスムーズに。こめ尽きて来たからいいけどさ!!


「もー!みんなめてっ!今から来る人もいるんだからねっっ」


 アタシは炊飯器のスイッチをONオンにした。

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