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薄明のハイドロレイダー  作者: 小木原 見縷菊
帰り花……——カミング、ノベンバー
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 スターノエルの水色の機体が、島を見つめていた。


「ミカ君大丈夫か!?」


「大丈夫!!!」


 ハイドロレイダーにワープインしたアタシは、急激に巨大化したホーリーチェリーを……穏やかな気持ちで見つめた。


「ごめん、シュウジ。授業中だったでしょ?」


「大丈夫!苦手な授業だったし」


「美術!?」


「そっ!!!」


 なんだアレ……——急に巨大化したホーリーチェリーの枝に、ディストレスが止まってる!!!


 ウグイスと言えば春じゃないのっ???


「これ試したかったしさっ!!」


 弟の手のひらから、光るカードがホーリーチェリーの枝を折った!!!


「ちょっ!こっちくる!!」


 バリアを展開するけど、サブローの(ディス)過去の悲しみ(トレス)がここに在り続けようと悲しみが伝播つたわるみたいにきしんだ——


「どんなに離れていても」


 それを誰に伝えていたのか……


「俺はひとりじゃない」


 アタシはわかった気がした。


「全部が……未来のかてだ!!!」


 シュウジは、きっと初めからわかってたんだと思う。


「スターライク…………」


(身を裂くような……)


「ダイヤモンドォ!!!!!!!」


(乗り越える力!!!)


「フリーーーーーーーーーーーーズ!!!!!!!!!!」


 全部が一気に白に染まる!!!!!!


「みて、実華みか……」


 結晶が、光を放つ——


 いくつもの小さな、花束みたいに……

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