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薄明のハイドロレイダー  作者: 小木原 見縷菊
薄明の光……——インビジブル、スパークル
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 ひじを——……固定……する!!!


 美しいカードが、仮想バーチャル荒野アースに突き刺さる!!!


「ナイスっあね!!!」


 言いながら、弟は逆の手で投げたトランプ型のカードをブーメランみたいにキャッチした。


 星ヶ咲姉弟(アタシたち)は——トランプ投げが得意だ。


 どちらからやり始めたのかは忘れてしまった。


 IOP消失後、混乱の中、みんなが家にこもっていた時に、初めは自暴自棄にカードへの八つ当たりだったようにも思う。


 それからだんだん、思った場所に投げられるようになり、そうすると面白くなって、シュウジとアタシは夢中でトランプを投げた。


 弟は、カードのブーメラン投げまでマスターし、……無意味だったかもしれない楽しい時間をアタシたちは共に過ごしたのだ。


「ノティス・キラ!」


 光る予告状のように地面に突き刺さるそれは、スペード♠︎がナイフ、クローバー♣︎がワープ、ハート♡が補修空間を展開する。今後、ダイヤ♦︎とjokerも実装予定。


 使えるのはシュウジとアタシのみ。


 ……これがシュウジの折り合いのようだった。


 落としどころ——それぞれの、折り合い。


 昨日、幸子さちこと一緒に帰ったけれど幸子さちこは……いや、誰もマックスについて、何も言わなかった。


 荒野に予告された未来のカードは七色に反射し、アタシの胸には、銀色のカギが輝いている。

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