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薄明のハイドロレイダー  作者: 小木原 見縷菊
ノア、インザフォール……——満ちる赤富士
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「嫌ァァァアアアアーーーーーー!!!!!!!ッ!!!!!」


 通信機に悲鳴!!


幸子さちこ!!!!!!」


 波がうねる——大渦となる!!!


「皆んな!水素針すいそしん光波状網こうはじょうもうからめて!!!」


「コウハジョウモウって何!?」


 サブローの声に疑問を返すけど!


 ライトアップされたなぎさ一杯に広がった光のあみに、必死に水素針すいそしんをくぐらせる!


「皆んな!!あみを引いて!!!」


 渾身こんしんの力で光のあみを引く!!!


幸子さちこさん!絶対に助ける!!!」


「さっ魚じゃないんだけど!!!!!!!」


 瓦解した海底が閉じる勢いに、海全部が吸い込まれてるんだ!!!


 皆んなは助かったんだよ幸子さちこ!コランダム改も絶対に助ける!!!


「絶対助かる!……皆んなで!!!」


「あ……たりまえっ☆☆☆」


 水の勢いが更に激しくなる!!!


「ほっしーちゃん!!!絶対に……帰ろう!!!」


 無理なんて絶対言わない!!


「こんなの!全然辛くない!!!!」


 もう手の感覚が無いけど!!!


あね!!!ふんばれ!!!!!」


 急に、重さがやわらいだ!!!


「ほっしー!遅くなってすまん!!!」


玲鷗れおん!?」


「レイダーはSLTだけじゃないんだからねっ」


「ロボちゃん!!」


「チェック、ラストトリガー」


 イヤリングに果てしないプレッシャーがかかるけど!!!


「「「クラーブ」」」


 全ての重さが……——消失した。


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