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薄明のハイドロレイダー  作者: 小木原 見縷菊
孤高のヴァイオレット……——人類のアーティチョーク
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「ぐっぅ!!!」


 秒速で展開した光の剣が、割れるように振動する!!!


 暗闇から、光に反転する!!!!!


 小笠原の浜辺に、一斉に照明ひかりが降ってくる!!!


「対象!ひるんでるわ!!!」


 HyLA(ハイラ)の幾百の円盤から降るサーチライトに照らされて、フィンヨンの白い機体からだが発光していた。


「お……っも――っっ!!!」


 これまでにないくらいの大きさの亀の身体(ディストレス)は、別の生き物のように高速で跳躍ちょうやくし、浜辺を蹂躙じゅうりんせんと、闇雲に突進を繰り返した。


「ダメ!割れない!!!カタすぎる!!!」


「こりゃ動きが予測できないね……」


 リイヤの爪のような熱波も、空を切っていた。


「何……何しようとしてるんだろ……」


 アタシのイヤリングに、良くない予感が走る——……。


「ねぇミカ!誕生日おめでと!!!」


「……——今っ!?」


 色々ありすぎて忘れてたけど、今日はアタシの誕生日だった!?っえ、誕生日だったじゃん!!!


「そーだよ!援護してね!!!☆☆☆」


 ——コランダム改が光の合間をんだ。


 その手に、プリズムを放つナイフを宿やどして。


「てーいっっっ☆☆☆」


 亀の甲羅(ディストレス)に亀裂が入る!!!


あね!!」


「う……うん!!!」


 悩みで、もやに包まれてた……


「「「薄明はくめいの光が白炎びゃくえんとなる」」」


 今更、色んなことがどんなだったか、気になり始める。


 周りの表情かお……今日どんなだっただろうか……思い出せない。

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