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薄明のハイドロレイダー  作者: 小木原 見縷菊
夜明けのフォーチュン……——白昼の縁
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銀色の砲塔が、光と熱を放っている。


 おびただしい程の、光のエネルギー。


 常夏のビーチと海を輝かせ続けていた。


「消えてく……」


 あんなにも押し寄せていた亀の化身の悪意(ディストレス)は、誘われるように、光の中に消えていく。


 蓄えた光は、全ての悪意を打ち消していく——……


「終わりそうだね」


 フィンヨンのシルエットが、背後に光を背負って荘重そうちょうにその姿を大地に立たせていた。


「うん」


 みんなでつないだ時間トキ——。


 その間に光は、まぎれもなく確実に蓄積ちくせきされる。


 苦しくても、不確かな道程みちのりでも……


 ——ビーチの振動が止まった。


 後に残ったのは、真夏みたいな明るい日差しと、きらきら輝くビーチ。コバルトブルーの海。


「みんな、ありがとう。ミッション終了だ」


 HyLA本部の銀色の砲塔が、地面の下に格納されていく。


 レイダー回収用の円盤がやって来たのが見えた。


「レイダー搭乗者パイロットに告ぐ。総員帰還リターン。レイダー回収機を除き、狙撃機は周辺撮影・データ記録後に帰還リターン


了解ラジャー

おう


 レイダーは支持役のサブローと、レイダー同士でしか通信が繋がっていない。


 けれど、ディストレスに応戦していた本部の追撃砲積載円盤たちも、サブローの労いに応えるように、テールランプをチカチカと光らせた。


 それは、蒼空の星の海(ミルキーウェイ)みたいに。

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