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薄明のハイドロレイダー  作者: 小木原 見縷菊
夜明けのフォーチュン……——白昼の縁
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 巨大なアオウミガメ(ディストレス)が、HyLA(ハイラ)本部のプライベートビーチに押し寄せて来ていた。


 この間退けたのに……!!!


 そんな心の叫びは届くことなく、彼らは群れを成して行進を続ける。


 やっても、尽くしても、終わらない日々——……。


 それでも、やるしかないって思う!!


「ほっしーちゃん!!援護する!!!」


「分かった!」


 すっかり回復したリディアは、人型のフィンヨンの水素針すいそしんから真っ白な熱放射光を放ち、アオウミガメの侵攻を阻んでいた。


「リディアさん!それっ!ルミナスガッシュって名前にしませんか!?」


「えっ!?いいよ!!!」


 ちょっ!シュウジ今それどころじゃない!!!


 キリが無い!!!けどアオウミガメ(ディストレス)の装甲はエクセキュートブレードで容易に割ることが出来た!


 彼らが狙っているのは明らかに本部!!


 ここで進行を食い止めなければ、機関へのダメージは相当なものになる!!!


「ミカァ!!!」


 コランダム改のプリズムみたいな光が、甲羅をちりにしていく!


「ナノゲイルドロップ!!!」


 ナノゲイルレイダーの旋風が、侵攻を押し戻していく!!!


「皆んな!あと20秒!!耐えてほしい!!!」


 本部の巨大な砲塔が競り上がっていく!!


あね、すまん。」


 悪意(ディストレス)を切り捨てながら、弟がつぶやいた。

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