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薄明のハイドロレイダー  作者: 小木原 見縷菊
風……——朱と蒼の協奏
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3組のビルの屋上にあるカフェテラスには、木々を揺らす風が吹き抜けていた。


 わかめうどんを食べ終わったアタシとリディアは、冷たいカフェラテを追加で頼んで、きらきら光る木々や、芝生や、気持ち良さそうにテラスで過ごす人々を見ながら、GWのことを話したり、一緒に食べた美味しかったもののことを思い出したりして、またいろいろ食べたいね。


 ……なんて話したりしていた。


 HyLA(ハイラ)施設は行き来がわりと自由なので、4時間目や5時間目が空いていたり、(Hylub(ハイラボ)は基本的に1コマ45分。体育や実技は2コマ通しで90分だったり、ショート講義もあったりして、結構柔軟だ)


 準備や移動に差し障りがなかったりすると、好きな場所で昼ごはんが食べられるので嬉しい。


 今日はリディアが3組の屋上カフェテラスに来てくれたので、そわそわ、嬉しい気持ちでアタシは5月の風を感じていた。


 冷たいグラスに触れる度に、氷がカラン、と鳴るのが心地良かった。


「なんか、3組のカフェラテ、おいしい気がする」


 にこにことストローにキスするリディアが絵のように可愛い。


 ……リディアのほうが年上なんだけどね。可愛い先輩っているよね。


 可憐で小柄で、銀色のショートカットが幻想的なのにどこか親しみやすいリディアは、不思議と距離を感じさせないひとだ。お揃いの黒いセーラー服も、リディアが着るとすごく可愛らしくてほっこりしてしまう。


「そう?嬉しい」


 リディアや玲鷗れおんの2組は日本の湖の底にあって確かに、ご飯と無料のほうじ茶が美味しかった気がする。


 アタシも、ひんやり冷たいカフェラテを楽しむ。


 本当に心地よい、5月の日だ。

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