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薄明のハイドロレイダー  作者: 小木原 見縷菊
明鏡止水エアリアル……——白いスイトピー
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 いまだかつて、こんなにスムーズにいろんな事が上手くいったことってあっただろうか……いや、い。


 うそ、たぶんったと思う。


 アタシたちは、いやアタシだけかもしれないけれど、上手くいったことは何故なぜだかぐに忘れてしまって、上手くいかなかったことばかり、もやもやと考えてしまう。


 少しずつ仲間が増えてきて、いつの間にかまた、小学校生活を過ごせるようになった時、Hylab(ハイラボ)に入れることが決まった時、……——初めて、ホーリーチェリーを撃破出来た時……。


 うまくいきっこいと、今思えば、半ば自棄やけになっていた時もったけど……。


 全部が上手くいかなかったわけじゃない。


 この、ブルーグレーの海みたいに、少し怖くて、美しい景色が、思い返せばいくつもったんだ。


 HyLA(ハイラ)こう発のファーストミッションをリバティドルフィン、コランダム改は無事に終えて帰路に着いた。


 みんなでシュウジの作り置き、ほうれん草シチューを食べたりなんかして、玄関先まで見送る。


 春を告げる風が急にんで、心が穏やかになる。


「じゃあ、また明日ね!ミカ!」


「うん、おやすみ幸子さちこ


 真っ白な一等星が、灰色の空に輝いている。


「おやすみ〜」


 自分はもっと、何かできるかもしれない。


 そう思える夜だった。

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