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もう不思議と、そうなると感じた——。
シュウジの大丈夫だよ……という声と、微力かもしれないけど……アタシの想いに、恐怖めいた不安が、小さくなっていく——。
これで、合っているのかはわからない。
アタシだっていつも何かを恐れているし、怖いことばかりだ。
——それでも心から……心から、傷つけないよ。という気持ちを捻り出したかった。
誰だってたぶん、争いたいわけじゃない。
怖いんだよね。
傷つけられることも、失うことも。
「ミカ……」
幸子の声が聴こえる。
「大丈夫だよ……」
弟の声が、傍でずっとしてる。
脅威と争わないでいいなら……
——そうしたい。
「「薄明の光が、白炎となる」」
……君は今ひとりぼっちかもしれない。
「俺の」
「私の」
「「強さを光に変えて」」
わたしも、すぐに取り残されそうになる。
「「降り注げ」」
強さを……優しさを——
「「マックス」」
あなたにも在る筈。
「「バーキング!」」
絶対に。
「「アロー!!!」」
歴史のどこかに……
繰り返し生み出される光。
天から降る光の雨、流星。
優しい熱——。
アタシたちは、繰り返す。
孤独と、優しさを————
「こんな……ことが……」
「サブロー君、信じられないわ——」
アタシたちは生み出すことが出来る。
優しさを……




