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「「「薄明の光が白炎となる」」」
——違うよ。
そういって宗ちゃんは笑った。
「俺の」
「我の」
「アタシの!」
「「「力を光に変えて!!!」」」
戻ってきたライさんも、エンペラーはそんなんじゃねぇよ。
と言った。
「「「降り注げ!」」」
でも……
「「「ディストレス!!!」」」
久々の巨大大猿がステーション東京の駅舎に登って雄たけびを上げている!!!
「「「バーキング!!!!」」」
聖夜と、ミレニアムを祝う丸の内の通りを輝かせる光たちが、めちゃめちゃにされていく!!!
「「「アロー!!!!」」」
消えかけたイルミネーションを、薄明光線が包む。
新しい……夜明けみたいに。
「この日を楽しみにしてた人たちだっているんだよ!!!」
クリスマスまでは、まだあと少し。
でも、いろんな理由で今日が特別な日になる人たちがたくさんいた筈だ!
「そうだよね!実華!……——まだだ!!!」
シュウジが、モニターを拡大した。
「嘘……」
瓦解したステーション東京の裏手……。
抑えきれない……カタルシス。
激高……なんて生易しい言葉ではない何かを抱えた闇が、高く見下ろしていた。
——まさか
「猿だ!さっきのと比べものにならないくらいでかい!」
「……どう、違うの……」
アタシにはそれが同じに見えた。




