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薄明のハイドロレイダー  作者: 小木原 見縷菊
ミルキーウェイ……——ゆく夏のアサガオ
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 牧場でソフトクリームを食べて、市内でわんこそばを食べた!……のをリイヤがホログラム一眼レフに収める。


「写真趣味なんだよ」


「知ってる!リイヤ君のおじいさんって写真家だよね!」


 ……安定のシュウジの情報量。……今回の旅、大部分は夏休みの慰安旅行も兼ねてるけど、半分はHyLA(ハイラ)の依頼で、機関広報誌用写真撮影と……雪子せつこさんと由子ゆうこさんの写真はBOUGU Worldに載るらしいのだ。


「さ、幸子さちこは一緒に映らなくていいの?」


 アタシたちとばっかり一緒にいる幸子さちこたずねる。


「いーの!私はオフ☆」


「っそ」


 そして、今回の旅は、……討伐も兼ねている。


「みんな、お腹いっぱいになったかな?」


 サブローが会計を済ませ、お蕎麦屋の階段を上がって来た。


「ハイ!サブローさんお腹いっぱいです!」


「それは良かった」


 アタシたちはこの後、レイダーに乗る。


 だからこそジュンを誘ったというのも実はアリ。だけど……


雨沢あまさわが乗る場合、俺は休んでいいそうだ」


 と断られた。


 でも笑顔で話す由子ゆうこさんとマックスを見て……なんか……なんか……。


「みっちゃん、来たんだろさっき純之助じゅんのすけからメッセージ」


 シュウジが食後の麦茶を注いで回っている。


「う、うん」


純之助じゅんのすけ、なんて?」


 そうちゃんも何か気づいてるのかもしれない。


「えと……。さっきの海の写真を送ったら、ただありがとうってだけ……」

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