表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
薄明のハイドロレイダー  作者: 小木原 見縷菊
エレメンタルサマー……——真夏の火花
321/741

311

「うまくいかなくたって……」


「……あね!?」


「出来なくたって!」


 アタシは何度だって操縦管を握る!


「トライアンドエラーだな……」


「ジュン君!?」


「そう!シュウジ、このブーストの名前って何!?」


「えっ!?えっと、えっと……!」


 イルカの姿をしたSea(シー)liberty(リバティ)dolphin(ドルフィン)


 アタシの力が加わらなければ加速できない!!!


「リ……リバティ ストーム レーザーだ!!!」


「良いな!シュウジ!!」


 なるほどわかりやすいじゃん!!!


「「薄明はくめいの光が白炎びゃくえんとなる」」

「ちょっ、奔流ほんりゅうね!!」


「私の」

「我の」

「俺の」


「「「力で流れを変えて」」」

「ふたり何で分かったの!!」


「「「突き進め!!」」」


 あきらめない!


「「「ディストレス!!!」」」


 巨大ピラニアがゆっくりとこちらを見てる。


「「「リバティ ストーム!!!!!!」」」


 アタシは自由に、どこまでも進める!!!


「「「レーザーーーーー!!!!!」」」


 強力な重量にひっぱられる……けど!青い世界が高速で流れていった……


 ビーチボールがパンッと弾けて星屑ほしくずみたいな水飛沫みずしぶきが舞う。


「……——飛んでる……」


 あの日見たイルカみたいに、そらから青の世界に戻る。


 敵はつらぬかれ、アタシたちは青の中を泳ぐ。


 どこまでも自由に……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ