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薄明のハイドロレイダー  作者: 小木原 見縷菊
エレメンタルサマー……——真夏の火花
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「でもさー、水中操作って大変そうだよね……」


 ビーチパラソルの下には、サブロー、そうちゃん、シュウジ、アタシ、幸子さちこ、リディア、ジュン、リイヤがノートを広げていた。


「うーん、ニョロニョロした気持ちになれば、意外と動かしやすいよ」


「いや、難しいよ。俺がへび嫌いだからかもしれないけどさ」


 リディアもリイヤも、努力していたのが分かる。へびのような気持ちか……アタシもそんなに好きではないけど、想像してみる。


 綺麗なうろこで水の中を自由に泳ぐのは人魚姫のような気持ちだろうか。


「すまないね、リイヤ君。君のレイダーが初の水中形態だから、デザインがシンプルになってしまって」


「まぁ慣れて来たすけど」


「格好いいよ!ファントムレイダー!!」


われも一票だ」


 そうか……と言いながら、リイヤも満更まんざらでは無さそうだ。


 アタシも初めは怖いと思っていたけど、ハイドロレイダーに愛着がき始めている。


「ハイドロレイダーの変形はイルカのモチーフのデザインになると思う」


「えっ」


 それだとどうなんだろう……二人とはやり方が違うのかもと不安になる。


「まぁ基本は同じだからね。皆んな、水中を飛ぶようなイメージで操作してもらいたいんだ。変形後の機体名、バージョン名かな?は、シュウジ君と純之助ジュンノスケ君で決めるといい」


われ海蛇シーサーペントのほうが……」

「イルカもいいんじゃない?ジュン君!」

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