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穏やかな、波の音が聴こえる。
Hylubの体育は搭乗訓練も兼ねているので、終わったら休憩時間がある。
家に帰ってもいいことになっているけれど、せっかくのハワイ。
施設内のスタッフ用の休憩施設が凄く良いと聞いて、女子たちは仮眠を取ることにして、すっごく疲れが取れた。
男子棟のコテージも同じく良いそうなのだけど、脳トレと冠した古代のありとあらゆるゲームを備えたこのコテージ。
果たして、男子たちが大人しく休んでいるのだろうか。
ま、いいけどね!
「あー☆よく寝た〜☆☆☆午後も楽しみだねぇ〜。ね、ミカ、ルームサービス、何にするか決めた?」
アタシは食べたいものをふわふわと思い浮かべた。
「サラダ・ロコモコにする」
「わ!それいいね!!私もそれにしよ☆」
「わ、私も一緒に食べてもいい?」
レイチェルさんが控えめにコテージのダイニングに入って来た。
「もちろんです、はっ!」
気づくとアタシの傍にリディア・ノーマンがちょこんと座っている。可愛いか!!!
「ねー!冷蔵庫にジュースあったぁ☆」
幸子が人数分のジュースをテーブルに並べる。
「なんか楽しー☆☆はー、ロボちゃんも居ればね」
ロボ菜ちゃん……この後は来るかな。
アタシは窓の外のどこまでも穏やかな海を眺めた。




