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薄明のハイドロレイダー  作者: 小木原 見縷菊
ライアー……——エイプリルLABフール
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 たまご、納豆、豆腐……——。


 そして、白いご飯。


 ……——なんてときめく組み合わせなんだろう。


 丁寧に、丁寧に納豆をふわふわにしていく時間が、アタシには時々必要なんだと思う。


「美味しそうだね、僕も食べよっと」


「ふぁべらふぁべら(食べな食べな)」


 お米も納豆も豆腐も潤沢じゅんたくったし、止める筋合いはない。少し食べたらお腹が空いてきて、アタシもおかわりしよう。麦茶も合うんだよね。


「……そういえば、シュウジ、アンタ今日部活は?」


「休んだよ、だって……」


 ジャン・ジャッジャーン

 ジャン・ジャッジャーン


「ん?何これ」


 ジャン・ジャッジャーン

 ジャン・ジャッジャーン……


 開いた窓から、ジャズ……?レゲエ……??ギターのような……?音色が聴こえてきた。


「ん?何か聴こえる……」


「……でとう……おっめーでとう……」


 ジャン・ジャッジャーン

 ジャン・ジャッジャーン……


「……なんか……」


「卒業……夢ー……おっめーでとう……」


 ジャン・ジャッジャーン

 ジャン・ジャッジャーン……


「近いてくる……!!!わっ!!」


 ドアがばん!と開いて、ウクレレを手にしたサングラスのアロハの小脇に銀の薔薇の花束を抱えた男……サブローが現れた!


「シュウジ……退治してくれない?」

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