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薄明のハイドロレイダー  作者: 小木原 見縷菊
閉ざされた世界……——サクラ、花冷え、花曇り
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「うっそぉーーーーーー!!!!うわわっ!ぎゃっ——……くっっっ!!」


 バリアを……解いたら、死ぬ。


 アタシは……アタシはショーコを死なせない!!!


 必死にバリア(アクアフルール)を展開し続ける。


 ヤマタノオロチ(ディストレス)に対し、高尾山の山頂は狭いみたいで、尻尾の攻撃がしにくそうなことがせめてもの救い!!!……でも!


「お、重ォ!!!ぎゃっ!!!!!!」


 ヤマタノオロチ(こいつ)の舌や頭突きの衝撃!!!


 全方向警戒!!!


 全ての神経を悪意に集中させる!



 絶対に……絶対にショーコには当て……る……ものかァ!!!!!!!



 時折、ショーコの弓が光って、粒子の矢がオロチに飛んでいくのが意識の遠い所で幻みたいに見えた気がした……


 けどそんなこと今気にしてる余裕はない!


 絶対に1ミリも当てない跳ね返してやる!!!


「ほっしぃ!!」


うそ!!!」


 全方位から鋭い舌が向かって来たのがスローモーションに見えて、アタシはショーコに突き飛ばされて地面に激突した!


「アクアフルール!!!☆☆☆ショーコちゃんナイスゥ!!!☆☆☆」


 ショーコと幸子さちこが折り重なるように倒れてきて苦しいけど!


「アクアフルール!!!あ、ありがと!!!!!」


 幸子さちこと一緒に上からの攻撃を全部受け止めた!


「ミカ……もう少し……あと少しだから!」


 …………何が!?

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