表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
薄明のハイドロレイダー  作者: 小木原 見縷菊
沈黙のうてな……——放て!白の弾丸
140/746

136

「この扉を開けるといい」


 緋色の男は、階段の先を指し示した。


 物々しい仄暗いウテナに不似合いな、まるで中学校の屋上に繋がるような、簡素な握り玉式の真っ白なドア。


 この先には、絶望が待っていて欲しい。


 もう、終わりにしたい。


 孤独ひとりの日々は、もう終わりでいい。


 銀色のドアノブに手を掛ける。


(グッバイ!マイライフ!)


 息を止めて、ゆっくりとノブを回す。


 眩しい光が満ちてくる。


「空……?」


 じゃないのかもしれない。

 

 真っ青なただ広いだけの空間の向こうに小さく……


「!?」


 われは走った。


 太腿フトモモ脹脛ふくらはぎも、変な風に震えた。


 だけど、もしかしたら、ココは……。


「白い……ハイドロ……レイ……ダー……」


 ハイドロレイダーだけじゃない、ブレイズレイダー、ヘブンズレイダー、ナノゲイルレイダー、スターノエルレイダーまで——……。


 繰り返し映像を見つめた、現代に甦ったスーパーロボット、救国の化身——……ホーリーチェリーの開花を阻んだ、あの、レイダーたちがあおの空間に立っている。


 夢にまで見た……われの復讐の対象がそこに居る。


 高さ、33.3メートル。


 色は、搭乗者パイロットって変わる——……。


 われるとしたら、色は何色になるだろうか……復讐と終わりを願う心の狭間に、そんな愚かな妄想がぎった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ