表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
薄明のハイドロレイダー  作者: 小木原 見縷菊
新しい世界……——新春の軌跡
124/739

120

Zweistern(ツヴァイスタン)Common(コモン)temps(タン)Maxwell(マクスウェル)デス」


 C(シー)・マクスウェル——。


 世界的に有名なオーケストラ、IOPフィルとも共演経験がある天才ドラマー。


 ソロも勿論もちろん、数々のビッグアーティストにもその才技さいぎを提供しているドラムマイスターの、秘密にされている本名が容易に明かされた。


「ヨロシク。ミス、happi(ハピ)larmcess(ラルムス)、ホシガサキミカサン、ホシガサキシュージサン」


 フサフサの黒い巻き毛、エメラルドのような緑の瞳の美少年によって。


 ていうか、happi(ハピ)larmcess(ラルムス)ってハピたんのアーティスト名。やっぱり知ってたんだ。


「宜しくお願いします。私は幸子さちこで大丈夫。こっちはほっしぃとシュウジ」


「ホッシー?シュージ?オケイ」


「マクスウェルさんは普段仲間に何て呼ばれてますか!?」


 相変わらずグイグイいくな、弟よ。


 まぁアタシも美少女耐性はないけれど、そうちゃんやそうちゃんの友だちで耐性はあったので、マクスウェルの所作は少し落ち着く。


 それに、翻訳装置を使えばIOP共通言語に即時変換だけど、マクスウェルは古代で言うところの日本語ニホンゴで話してくれた。


「アー……仲間ハ、マックスト呼ビマス」


「マックスさんですね!」


 マックスの緑の瞳はどこか懐かしい気がした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ