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「スターライク・ダイヤモンドォ!フリーズ!!!!!」
「サブロー!?」
「サブローさん!!!」
巨大な紅梅の蕾が、新しい年を祝福する美しいオブジェみたいに、氷に包まれていく。
「お、起きたの!?」
サブローが襲われてから約10日、蒼いレイダーの開かれた胸も、すっかり元通りだった。
「HyLAは1月9日が仕事始めだからね!どうやらギリギリ間に合ったようだ」
「サブローさん、体は大丈夫なんですか!?」
「大丈夫です。心配かけたね。シュウジ君、ミカ君、新技のトレーニングをありがとう……冬休みが潰れてしまったんではないかい?」
「別に……」
出来ることをしたほうがいいと思った。
宗ちゃんと玲鷗は万が一に備えて、アトミックサーキュレータースタッフに参加している。
幸子はコランダムレイダーで別の場所で戦ってる。
雪子さんと由子さんは、忙しい合間を縫って、おいしいご飯の差し入れをしてくれた。
サブローは約10日間のうちの数日、生死を彷徨ったと聞いた。
怖く……ないのだろうか。
「怖いと思うよ、サブローさん」
「えっ?」
エスパーか。
斜め前のコックピットに座るシュウジがアタシの疑問に返事をする。
「でも、格好いいよね」
何度でも、日は昇る。
夜はすっかり明けて、新しい青空を見上げるアタシたちを、太陽が照らした。




