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トレーニングルームの大型モニターに、氷漬けの薔薇の蕾たちと、それを取り囲む靄が映しだされていた。
靄は、稲妻のような光を発し、無惨に円盤が積み重なり、蒼いレイダーが氷漬けの荒野に、沈黙していた。
それぞれのレイダーはギリギリで戦闘区域からの離脱を行い、その後、搭乗者は強制的にトレーニングルームに送還された。ヘブンズレイダーの翼が少し破壊されたけど、全てのレイダーは戦闘区域外で無事に回収された……
スターノエルレイダー以外は。
サブローは戻って来ない。
ミーティングの指揮は宗ちゃんが取った。
「あれは、雲の一種だと思う」
「敵は、雲にも擬態できるってこと……?」
幸子が悔しげな顔で画面を見上げた。
「そう……みたいだね」
「もう終わりじゃん!!倒せないじゃん雲なんて!」
幸子がこんな風にいうなんて……
「宗ちゃん、サブローさんはどうなるの?」
回線が切られてる。アクアフルールによる自動バリアシステムも機能してない。泣き止んだシュウジは、HyLAの人たちと必死にサブローにコンタクトを図ったけど、ダメだった。
「死なないよね」
「……そのために、僕たちは雲を見ておかないと。闇雲に行っても倒されるだけだ。どうやら雲の移動範囲は、富士の裾野だけらしい。今のところね」
「大丈夫!スターノエルレイダーは駄目かもしれないけど、三島君が居るところは亜空間だし、HyLAも全力で調べ中です」
「「母!」」
「だから皆んなは映像を一通り見たら、一旦帰って寝よう!」
◯◯◯
ほとんと毎日読んでくださっている方へ
いつのまにか、2024年になりました。
日頃の感謝の気持ちを込めて、
キャラクターたちがお礼をしたいそうです。
①好きなキャラクターの名前
②あなたのニックネーム(なんて呼ばれたいか)
③キャラクターへのメッセージ
をXのDMでお送りいただけたら皆んな嬉しいです。
シュウジ「待ってます!」
ミカ「やー……結構人見知りですけど、お礼なんで」
母「いつもお世話になってます!」
宗「良かったら、お待ちしてますね」
幸子「待ってま〜す⭐︎」
由子「お礼になれば嬉しいです♡」
雪子「待ってますね♤」
玲鷗「がっはっは!」
サブロー「エッ?これマイク入ってる?」
楓「ナァン」
⇒小木原見縷菊 XのDMにて待ってます。
https://twitter.com/Miluki_iop
✳︎2024.1.31日迄をめやすに、お待ちしてます。
✳︎お返事は3月末迄に致しますが、シュウジが比較的早そうな気がしますよね。ミカはじっくりタイプな気がします。




