2021-02-24 レプトンにもクォークと同じく6種類
フェルミオンにはクォークのほかにレプトンがある。
このレプトンもなんとクォークと同じく6種類があるようだ。びっくりだ。
レプトンのなかで、われわれの間で最も有名なのは電子で、この電子と前に出てきたアップクォークとダウンクォークでこの地球のほとんどの物質は構成されているとかそういうことになる。
例えば水素原子だと、アップクォーク2つとダウンクォーク1つ、それに電子が1つで構成されているとかいう感じになる。
ヘリウムだとこれがアップクォーク6つとダウンクォーク6つ、電子が2つとかそういうことになる。
さて電子以外のレプトンだが、μ粒子とτ粒子、それから電子ニュートリノ(でんしにゅーとりの)とμニュートリノ(みゅーにゅーとりの)とτニュートリノ(たうにゅーとりの)の5つということになるらしい。
電子と電子ニュートリノがクォークでいうアップクォークとダウンクォークの関係になっているとかなんとか。
μ粒子とμニュートリノ、τ粒子と、τニュートリノもクォークでいうとチャームとストレンジ、トップとボトムのペアと同じような関係だとかそんな感じのようである。
この辺がなんでそれぞれクォークとレプトンで2個づつのペアが3世代なのかというのは偉い学者さんがすっごい考えてくれた結果、こうでないと説明できないことがある(CP対称性の破れ)ということらしい。
この宇宙から反物質が消えて物質が残るにはフェルミオンたちが3世代以上ないとダメらしいのだ。よく分からんけど。
ともあれ、レプトンにもクォークと同じく6種類があり、2つづつのペアで3世代、と覚えておけば良さそうということになるわけだ。
電子とμとτ、それに対応する3つのニュートリノ。よし、覚えたでござる!