2020-11-30 話を三次元に戻してみる
二次元の話が続いたのでいったん話を三次元に戻してみる。
二次元球の上で暮らす二次元の人類は天竺ワナビーも東京ヒキコモリ物語も結局同じでまっすぐズンドコはそのうち元の東京に戻って来てしまうという話だった。
それは三次元になっても話は変わらない。
この広大なる宇宙が三次元球だったとすると、地球を出発してズンドコまっすぐ進んだ場合には、いつしかもとの地球に戻って来てしまうのである。
鳴呼、ちょっと言い過ぎた。地球は実は静止している訳ではなくて太陽の周りをぐるぐる回っているし、太陽もまた大銀河の隅っこで銀河の中心に対してぐるぐるしていて、さらにその大銀河もどうやら宇宙の大規模構造の流れの中である場所に向かって移動しているらしいので、地球を出発してから幾星霜の悠久の時をかけて三次元球を一周して来た場合、もともとの出発点だった地球はぐるぐるぐるぐるの果てにどこか別の場所に移動しているに違いなく、元の場所には無かったりするとは思う。
そこはまあ、なんというか説明の都合上、とりあえず地球は慎ましやかにも元の位置に鎮座しておかえりなさいしてくれるということにしようではないか。いいね?
さて、ズンドコまっすぐ進む方向、これも二次元のときとおんなじでどっちに行っても結局戻って来てしまう訳である。二次元の時は東西南北のヴィンランドやアトランティスなどを目指してみたわけだが、今度はこれに上下も加わる訳だ三次元だし。
そして、これは話が三次元トーラス、素敵で甘味なドーナツちゃん三次元版でも同じ話になる。
宇宙が球でもドーナツちゃんでも、どっちにしてもわれわれ人類のズンドコまっすぐはいずれ元の位置に戻って来てしまうということなのだ。
宇宙、とても恐ろしい。