2021-01-14 整然と並んでいてはダメだ
ということで無数のドーナツちゃんが整然と東西に脚を開いて並んでいる場合、光の当て方でどうなるかというと、ズンドコ東西の場合は特に遮るものもなくいままでと同じように向こう側が見える感じになる。
一方、ズンドコ南北の場合、穴くぐるはそのまままっすぐ進むが、ほかの光はドーナツちゃんの脚にぶつかってぐるりと方向を変え、次に近くのドーナツにぶつかってまたぐるりと方向を変えるとか、そういうことになる。
なのでやっぱりこの場合も光を当てる方向とドーナツちゃんの並び方によって明るくなったり暗くなったり、ということが起きてしまう。それだと私たちが暮らすこの宇宙の現実と違ってしまうので、話しはまた振り出しに戻ってしまったとかそういうことだ。
うーん、なんて事だ。
ドーナツちゃんの数を増やせば万事上手く行くとか呑気なことを考えていたのにむしろ逆にやっぱり上手くいかないぜ! なことの説明になってしまったではないか。
返せ!俺たちの青春とかを!(違います)
……さて、それはともかくいずれにしてもドーナツちゃんをたくさん並べても、整然と並んでいてはダメだという事だ。
ではつぎに考えついたのは、整然と並ばなければいいんじゃない?という事だ。
さっきの話をつまらなくしている原因はその並び方にあるのであり、もっと雑然と並んでいたらどうだろうとかそう言う話を考えてみるのである。
あるドーナツちゃんの周りに沢山のドーナツちゃんがいるのだがそれらは好き勝手な方向に脚を広げているとか、そう言う感じである。そうなるとどうなるだろう。
例えばズンドコ東西を考えてみたときに、最初のドーナツちゃんが東西に脚をのばしているとすると、真東からのズンドコはそのままズンドコ東西外側のパターンで西に飛び去ってしまう。しかし其の真西の先に、別のドーナツちゃんがこんどは脚を南北に広げて立っているとする。仮に最初のズンドコで真西に出たポイントからまっすぐ進むと2つ目のドーナツちゃんの北の脚の真東のふもとにぶつかるとすると、光はこんどは2つ目のドーナツちゃんの北の脚をくるりと回り、最後は南の脚の真東の麓から東に向かって出ていくだろう。
その先はさえぎるものもないので、他のドーナツちゃんにぶつかるまで、どんどんアメリカを目指して東へと飛び去っていくというわけだ。