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2021-01-13 きちんと並んでいるのか

ちっちゃいドーナツちゃんが無数に空間を埋め尽くすようにしてぶっ刺さっているイメージを考えてみるときに、でもそれってドーナツちゃんはきちんと並んでいるのか、てんでバラバラに並んでいるのか、そこは先にはっきりさせておきたいと思うのである。


例えばそれぞれのドーナツちゃんは全て東西の向きに脚を開いていて、ズンドコ東西だけが特殊なことになっており、さらに礼儀正しく列になって整然と等間隔で並んでいるとしよう。そうするとどうなるかというと、ズンドコ東西の光はまるでそこにドーナツちゃんたちがいないかのようにまっすぐ進むことになる。

ズンドコ天竺、西へ西へとまっすぐ進む場合、あるドーナツちゃんの東の脚の真東にぶつかって西の脚の真西からまた西に向かうと、すぐに次のドーナツちゃんの東の脚にぶつかってまた真西から出て行く、これを無限に繰り返しながら西へ西へ天竺どこじゃいなと進んで行くとかそういうことになるだろう。

なお、今はドーナツちゃんたちは素粒子レベルでちっちゃいと仮定しているので、ズンドコ東西の外側の話をしている次第である。ズンドコ東西でも内側の場合、ドーナツちゃんがぼっち状態でもたくさん無数にいるとしてもそんなことはあまり関係なくて、あるドーナツちゃんの内側の丸をぐるぐるぐるぐると回り続けるだけでズンドコしてもまったくの引きこもり状態な訳だからである。


さて、次にズンドコ南北の穴くぐるを考えてみると、これまたドーナツちゃんたちが綺麗に整列しているとすると、南北に見渡したとき連なるドーナツちゃんたちの穴は綺麗に南北一直線に並んでいるわけで、ズンドコ南北穴くぐるはそまま何に邪魔されるわけでもなくひたすらズンドコするだけの話になるだろう。つまらん。

ではズンドコ南北の東の脚の真南のふもとにぶつかるパターンはどうだろう。実はこれもあまり面白いズンドコにはならない。東の脚の真南にぶつかった光はぐるりとドーナツちゃんをめぐり、西の脚の真南のふもとからこんどは南に向かってズンドコすることになる。

ぼっちドーナツちゃんならそのまま何にも邪魔されることなく南極と北極を通ってこんどは同じドーナツちゃんの北側にぶつかることになる。

しかし、ドーナツちゃんたちが整然と並んでいると、最初のドーナツちゃんの西の脚から真南に飛び出た光は、またすぐに次のドーナツちゃんの西の脚の真北のふもとにぶつかることになる。

そしてそのままこんどは2番目のドーナツちゃんの東の脚の真北から、こんどは真北に向かってズンドコし始め、またまた最初のドーナツちゃんの東の脚の真南のふもとにぶつかってしまうのだ。最初のドーナツちゃんと2つ目のドーナツちゃんの間をぐるぐるズンドコし続けてしまうのである。


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