2020-11-25 神に三次元を与えられし者なのに実に愚かなり人類
話を単純にするために、いまは8つ全部の形をくっつけるのはやめて、三次元球と三次元トーラスを合体させるだけでどうなるんだっけ、というのを考えてみるとする。
つまり宇宙は、われわれの住んでいる世界の形は、無数のドーナツがくっついた球のようなことになっていると考えるわけだ。
ドーナツの数は無限と言って良いくらい多いんだけど、それでも数えることは可能で、有限個なのだとする。
まあ、当面の話では有限か無限かなんてあまり気にならないはずだからとりあえず「いっぱいあるよーわはー!」とか考えておけば良いわけだ。
ところでふと気がつくわけだけど、三次元球とか三次元トーラスとか言っても実は普段私たちが日常的に接している球とかトーラスとは違うんだけど、そこは一度立ち戻って確認しておいた方がいいかもしれない。
普段目にする球は実は二次元球と呼ばれるもので、三次元閉多様体でいうところの三次元球よりも次元は一つ少ないと思ってくれれば良い。
われわれの暮らすこの青く尊いチタマ星はもちろんかなりいい感じの二次元球で、人類はその表面をはいずるようにして人生を過ごしてしまうだけの存在なんだけれども、そう考えるとうちらニンゲン様ってかなり二次元的に生きている、前後左右の平面移動しかしてないやんけということになる。
進んで行ける方向というか、空飛べたらまた違うんだろうけど、地球は二次元球で、そこで暮らすわれわれは二次元平面な移動しかしてないってことさ。ははは。
神に三次元を与えられし者なのに実に愚かなり人類。
魚や鳥や虫虫は神々の恩寵を存分に発揮して三次元的に暮らしているというのに、だ。