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2021-07-20 要するに観測している範囲

さてその「GeV」、「ギガエレクトロンボルト」さんがエネルギーの単位だということはオッケーだとして、そこに素粒子に働くチカラの感じが変化する区切りの領域みたいなものあったとして、じゃあそれがなんなんだという話になる。


実はエネルギー、エネルギーと言ってきたが、どこかで書いたように素粒子の世界だとエネルギーの高低はすなわち距離の短い長いというのとイコールなわけである。


これはどういうことかというと、例えば光はその波長で光の持つエネルギーの大きさが決まるという話がある。

例えば人間の目に優しい緑色の光の波長はだいたい500nm(なのめーとる)なわけだが、その光のエネルギーはだいたい2.48eVとなるようだ。

波長の長い赤外線とかだと波長は700nm、エネルギーは1.77eVになり、紫外線だと波長が200nmでエ ネルギーは6.20eVとかそんな感じである。


つまり波長が長い光はエネルギーが低く、波長が短い光はエネルギーが高いという関係になっている。

これと同じようなことを考えると、高いエネルギーで起きる話というのは素粒子と素粒子の間の距離が短い時の話で、低エネルギーで起きる話というのは素粒子と素粒子の距離が離れている時の話ということになるというわけだ。


で、つまり「GUTスケール」だとか「ウィークスケール」だとか「プランクスケール」だとかいうエネルギーの区切りみたいな領域について、なんでそこでチカラが分離すんのかね、という話を考えるなら、エネルギーがどうこうというよりも、距離をだんだん小さくする、要するに観測している範囲をどんどん狭めて行くとどうなるのかね、何か広い範囲で眺めている時と、観測範囲をすっごく狭くした時とで、物理的な違いがあるのかね、ということを思い描けば良いということになるわけだ。


さて、ここまできてようやくドーナツちゃんプルプル宇宙論に話を戻すわけだが、この宇宙に満ち満ちている超ちっちゃいドーナツちゃんのことを思い描くと、この「GUTスケール」とか「ウィークスケール」とかの持つ意味がはっきりしてきてしまうのである。である。


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