2021-06-22 単純なひもを考えるだけだと
ということでまだまだドーナツちゃんプルプル宇宙論と既存の量子重力理論の比較を続けるわけだが、いい加減自画自賛が過ぎるので読者諸賢はそろそろうんざりし始めているのだと思ったりするが、しかしここは電波を浴びて心を豊かにしようというなんだかよく分からない趣旨の電波文なのであきらめて欲しい。
さて、ループパイセンはノードが単純すぎて重力以外の話への展開がなさそうというのは良いとして、じゃあ超ひも兄さんはどうなんだという話になる。
実際のところ、超ひも兄さんはもともとが素粒子理論を目指していただけあって、素粒子への展開にもまだ足掛かりを残していたりするわけだが、単純なひもを考えるだけだといろいろな不都合があ ることも分かっていて、その最たるものが10次元でないと破綻するとかいう話である。
超ひも理論の前世代、単に「ひも理論」だったころはなんでも26次元なら破綻なく成り立つとかそういう代物だったそうで、そのあと超対称性の考え方を導入して超ひも兄さんになった時、10次元でもええやん、成り立つやんという話になったのだそうだ。
ドーナツちゃんプルプル宇宙論と比較すると、超ひも兄さんはひもがプルプル振動するという点では同じなのだけども、振動の仕方が一種類しかなくて、そこがやっぱり単純化しすぎているということなんじゃないかと思わないではない。
なので、内部的な6次元があってそれはコンパクトになっていて見えない……といったちょっと無理矢理な理屈で現実に合わせる必要が出たりとか、そういうことなんじゃないかと思うわけである。
ドーナツちゃんのプルプルは、二つの二次元球の関係性から、5つの振動モードがあったりするので、超ひも兄さんよりも多分バリエーションがあって、内部的な6次元空間とかは要らなくなっているのではないかと思わないではない。
超ひも兄さんにはない、ねじれの振動とか、その場での回転的な振動とか、そういうのが多分素粒子の電荷というものに対応するんじゃないかと勝手に妄想していたりするわけだ。
凄いぞドーナツちゃんプルプル宇宙論!