2020-12-08 同じズンドコでもちょっと違う
ドーナツの東の脚のふもと、その真南に位置する場所からまっすぐ真北を向いてズンドコヴィンランドスタートをしたとすると、すぐにドーナツの東の脚の一番真南の場所にぶつかる。ぶつかるといっても今我々は二次元人なので、そのまままっすぐドーナツの東の脚を登り始めるだろう。そのまま、ドーナツの正面の稜線をぐるっと円を描いて周り、西の脚の南側をたどってお団子の地表に降りてくる。この時、ドーナツの西の足の真南の位置で、真南を向いてお団子に着地することになるだろう。
なんと、真北を向いてまっすぐ歩いていたつもりが気づいたら真南を向いて歩いていたというわけだ。
このまま気付かずにズンドコすると、やがてお団子の南極を通って反対側をさらにズンドコ進み、次に北極を通って、ドーナツの北側から、ドーナツの西の脚の北のふもとに戻ってくる。そこからはスタートした時と同様、西の脚の裏側の稜線をくるりと周り、今度は東の脚の北のふもとに降りてくる。ようやくもう一度、真北を向いたというわけだ。そのまま二次元人はズンドコ進み、北極を通りお団子の真裏を南進し、南極を通って最後にはスタート地点、ドーナツの東の脚の真南のふもとに戻ってくる。
結局のところ、ズンドコヴィンランドの「ドーナツ東の脚の真南のふもとスタート編」であっても、東京ヒキコモリ物語と同じ結果になるのであるが、「ドーナツのわきっちょ東の外れ編」や「ドーナツの真ん中の穴くぐる編」と比べるとなんとも長い旅路をズンドコしていることになっているというわけだ。
もしもこの3つのストーリーにそれぞれ一人づつ主人公を割り当てるとして、東の外れ編にはツインテールの美少女を、真ん中穴くぐる編にはショートヘアな活発美少女を、東の脚のふもと編には三つ編みメガネ美少女を並べてそれではスタートヨーイドンでズンドコ始めてもらったとすると、ツインテールちゃんとショートちゃんはぐるっと軽やかに戻ってくるが、メガネっ子ちゃんはもたもたと実質お団子を2周して帰ってくるとか、そういうことになる。メガネっ子ちゃんがノロマなのではなく、同じズンドコでもちょっと違うというわけだ。