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3冊目のおまけ 『魔界図書館で本を借りよう!』 前半

注:この話は本編とは関係ありませんが、現在までに里音が使用した(もしくは里音が投げ飛ばした)本の紹介をまとめています。もちろん効果も書かれているので、いつ使ったのか探しながらお読みいただけると幸いです。




 ようこそ、魔界図書館へ♡ わたしは里音、魔界図書館の司書よ。……え? 見習いじゃないのかですって? 細かいことはいいのよ。それよりうちの図書館に、新たに本が入ったから、その紹介をさせてもらうわ。といっても、魔界図書館の本だから、どれもこれもクセのある本ばかりだけど、しっかりついてくるのよ! じゃあさっそく始めさせてもらうわね。



①『狼男研究書』

 記念すべき第一冊だけど、いきなりとんでもない本からスタートすることになったわね。これは魔界に生息する狼男、リカントロープ一族をまとめた本だわ。わたしたち吸血鬼一族と長い間対立してきた一族だけど、いろいろあってなんとか封印することができたの。これはその狼男たちのうらみが詰まった本なのよ。だから本自体がかみついてくるけど、ご飯をあげるとなついてくれるわ。



②『トイレの花子さんの生態』

 これまためんどくさい本がきたわね。ご存じトイレの花子さんの生態をまとめた本よ。魔界じゃほとんど知られてなかった、トイレの花子さんだけど、魔界のトイレに出没したところをわたしのママにつかまったのよね。あのオニババにつかまるなんて、花子も災難だったわね。ちなみに花子のいろんな豆知識が載ってるから、花子ファンの人は必見ね。ま、開くと花子にとりつかれちゃうから要注意だけど。



③『いつの間にか転校生』

 クラスに転校生がやってきたら、普通は質問攻めになるわよね。でもこの本に出てくる転校生は、いつの間にかクラスに溶けこんでるのよ。その正体は、『ぬらりひょん』っていう妖怪よ。で、これを開けば、まわりの人間たちに自分のプロフィールを自由に錯覚させることができるわ。いつの間にかあこがれのあの子と両想いに……なんてことも自由自在にできるから、けっこうベストセラーなのよね。



④『アクマールちゃんのジ・ゴ・クッキング』

 魔界に数あるレストランの中でも、百つ星のレストランは、『レストラン・アクマール』と『魔人の男レストラン』の二つだけなのよね。この本には、百つ星コックのアクマールが書いたレシピがいっぱい載っているわ。ま、司書以外が開いたら、アクマールに料理されちゃうから、借りるときはわたしたちに声かけないと、あなたがアクマールの新しいレシピにされちゃうから、気をつけてね。



⑤『魔界の呪い大全集』

 魔界図書館の本にしては珍しく、魔人が執筆した本ね。ディミーアン・ヒャッハっていう、語尾にヒャッハをつけないと死んじゃう魔人が書いた本なの。様々な呪いが掲載されていて、本を開くとその呪いを相手にかけることができるわ。使いかたがシンプルで、しかも強力な効果を持ってるから、ベストセラーの一つなんだけど、司書じゃなければ予約して数十年待たないと借りれないから、気長に待つことね。



⑥『悪魔も怖がる魔界のおばけ屋敷』

 これはあなたたちも記憶に新しいんじゃないかしら。あのバカ妹の花音が開いた、恐ろしすぎるおばけ屋敷を召喚することができる本よ。ちなみにもしこれが魔界で開かれてたら、おばけ屋敷が魔界の太陽か月のエネルギーを吸収して、とんでもなく危険なモンスターハウスになるから、注意してね。それこそ今回のおばけ屋敷騒動が、ただのアトラクションだったんだって思えるくらい恐ろしい目にあうと思うわ。



⑦『魔界のだ魔し絵本~本物どーれだ~』

 魔界の美術書の一つなんだけど、その名の通り魔界にある『だ魔し絵』を集めた画集なのよ。これを開くと、指定した空間をおおいかくす、だまし絵の空間が創られるの。もちろんその空間に入った人は、空間自体が錯覚だってことに気づかず、だまし絵の世界で過ごすことになるわ。ちなみにだまし絵の空間は、イメージすればどんなものでもできるから、世界遺産なんかもこれで体験することができるわよ。



⑧『魔犬のおまわりさん』

 バカドレイがあろうことか、『犬のおまわりさん』と間違えた本よ。失礼しちゃうわ、犬のおまわりさんなんて、とっくに去年で卒業してるわよ。……コホンッ、この本は、開けば魔犬に早変わりするのよ。その魔犬に探してほしいやつの名前をいったら、そいつのとこまで案内してくれて、ついでにそいつをやっつけてくれるの。あのとき花音は赤毛の男の子に化けてたから、魔犬もその場で固まってたのよね。



⑨『魔界カメレオンの冒険』

 魔界図書館のベストセラーなんだけど、珍しく子供向けの本なのよね。魔界図書館じゃ、おどろおどろしい1800禁の本がベストセラーの上位を占めてるんだけど、それだけこの本は使いやすいの。魔界カメレオンのように、どんな物質にでも変化することができる力を持つわ。わたしはよく魔界ミスリルに変化してるけど、美緒がいってたように、わたしのほっぺみたいなやわらかさに変わることだってできるのよ。



 とりあえず前半戦はここまでね。あなたもお気に入りの一冊が見つかるといいけど。まぁ、お気に入りがなくても、まだ後半戦があるから、そこで素敵な一冊が見つかるかもしれないわよ。もちろん後半戦も、どの本もクセが強すぎて、命の保証はないけどね♡

いつもお読みくださいましてありがとうございます。

明日からは新章となりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

おまけの後半も明日新章とともに投稿予定です。

また、明日からは再び毎日1話ずつの更新となります。

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