彼女は一体...?
「年頃の女の子が!ダメでしょ!は、はは裸だなんて!」
とりあえず上着を渡した、あ、自分仕事着で寝るタイプです。
「そうでしたね、マスターは女性と関わらないまま生きてきましたもんね?」
「なんてことを言うんだ!事実だけども!」
ええ、そーです、私コミュ障です。人と話さなすぎて一人称も定まらないくらいには。
「てかなんで知ってるの?君誰?マスターって何の事?」
いきなりの侮辱発言はまあいい、事実を言われたまでだ、それより聞きたい事がたくさんある。
「私ですか?ひどいなぁ、いつも側にいたじゃないですか?」
「ええ、幽霊?怖...」
「違いますよ!もう!ホラ、身に付けてた物で何か変化はありませんか?」
「え?ええと、腕時計が光って...あれ?無くなってる」
「そうそう、それです!近いですよー」
「腕時計の妖精?まあ現状受け入れてるくらいだからおどろかないけど」
「あれ、驚いてくれないですか、でもちょっと惜しい」
「違うの?」
「私は貴方と貴方の関わった道具全てに宿る付喪神!です!」
え
ええ~
「付喪神って、いや、ええ~自分百年も使い古した道具持ってないですけども、それに自分含むってどういう。」
「鋭い質問です!」
彼女は自慢気にそう言った