そして5日目...
「うっひゃー!怖いー!」
なんで!なんでこんな動けるん?!
「きゅーけい!」
ぜぇー、はぁー、
「疲れた、体は疲れんけど心が疲れた。」
いやさ、初日含めまったく動かんかったわけじゃないよ?でもさ?
「いくら真っ白空間でもあんな飛んだらそら焦るよ~」
そう、歩き回ってただけなんです。
「軽く飛んで10メートル?くらい?怖いわー」
ぶっちゃけ早いのは苦手です、車の教修所行った時も、[速くて無理]とか言う理由で諦める位には。
「うーん、人間の出せる速度と跳躍力じゃない。」
このスペックはあれじゃないか?「よう!元気?」て肩叩いたらそのまま肩がもげるレベルじゃないか?
「調節出来るようにせんと...今のうちに」
ある意味神的ななにか来てなくて良かったわー、こんなんじゃ争い待った無しだし。
「うーん?感覚的にはなんとかなりそうかな?まだ全力で走るんは怖いけど」
車の助手席くらいなら乗れるからな!あくまで自分で速度出すんが怖いだけだからな!
「車の速さ越えてんだよなー、あとなんか変」
うん、なんか感覚で分かる。
「俺、空間になんか作れる」
此処を足場にしたい!て思った時、確実に足場がある、地面よくわかんないけど、降りる!って思ったら消えるし。
「これが...俺の力...」
いや、しょぼくね?
いや、超上的な脚力は判ったよ?多分流れ的には身体強化みたいなことでしょ?
でもさあ、あるじゃん?異世界なら、魔法とかさ?
「ファイヤー!サンダー!ブラックホ...いやまて、物理法則が適応されるなら不味い」
1つもでないけど!
「ステータス」
名前:
種族:人族
スキル:???
称号:???4/5
スキルではないのか...
「まだ望みはあるはず、諦めるな自分!」
神!早く出てこい!独り言が後遺症になったらどうしてくれる!
そう発破をかけていた時
(称号:???5/5を達成しました、マスター)
「え?誰?神的ななにか?マスター?」
脳内で響くような、ヘッドフォンで聴くような声がした後。
「うわ!眩し!腕時計が光って」
「こんばんは、マスター、この姿でははじめましてですね。」
そこに
現れたのは
「誰ですかあなたは!服を着てくださいー!」
全裸の美少女だった。