魔力と魔法の使用と仕様
「じゃあ、次!魔力について、神力をもの凄い薄めたイメージかな?」
「ラーメン美味し!ハフハフ!」
おお、食ってる食ってる。
神力が渡るみたいだし、俺のお腹が減るんだが?まあ出した分は食べてもらっていいが。
「ああ、まりょくでふね、ひょっとまってくらはいね。」
「ああ、うん、ゆっくり食べてていいよ。」
ま、丸投げは良くないな、何日か前にした気がするが、気のせいだな、うん。
意識を集める、手の平辺りが妥当かな?
うーん、神力になっちゃうな~、概念付与で[魔力可視化]するしかないよな~、でも付与出来るほど神力が余ってないし、
「いや、感覚理解でも、なんとか...うーん、なんとかなる...」
イメージだよな、例えば、そうだな。
弱々しい神力。
薄めた神力。
薄める?何で?水に値する物か?
「う~ん、薄める...薄める。」
薄める...水...ん?水?
「それだ!!」
「うひゃう!どうしました、ますたー?」
食べ終わったらしいリフィーが声を掛けてきた。
「あ、いや、魔力について、扱えないかな~と。」
でも、ノーヒントでここまできたのすごくない?伊達に異世界小説読んでないってとこかな?後、自己治癒位は意識して出来てたし。
「リフィーは魔力がどんなんか判る?」
「此方の世界に存在する中で、比較的多量に有るみたいなので、一応は。」
「じゃあちょっとやってみるから、見といて?」
「はぁ...わかりました、マスター。」
何か乗り気じゃなさげ?まあいいや、さて、神力は多分強すぎる、[手加減]を使わないと、粉や水蒸気の様に、細かく、撒く感覚、ゆっくり、蛇口をひねる様に。
「ふぅー、すぅー、はー、フッ!」
細く、弱く...!
「いや、マスター...それ神力ですよ?」
「あるぅえ?!何故に!」
感覚理解では神力薄めたイメージなのに?!
違うのか?!
「水と油位には違いますよ?魔力と神力は」
あれ?なんで分か...ああ
「また独り言が出てたか。」
はぁー、違うなら判らんなー。
「ふわふわとした雲が神力だとしたらゴワゴワとした綿が魔力、位ちがいますねー?」
「気体と個体、柔らかさ?ふわふわとゴワゴワ?判らん!さっぱりだ!」
「神力からは魔力は作れないですよー。」
まあそうなるわな!土台無理な話だったのな!
「じゃあ、[代替消費]を経由して魔力を造るしかないかー。」
「なんでそんなに魔力に拘るんですか?マスターは?」
なんと?分かってないなー。
「魔法、使いたいじゃん?」
「無理ですよ?」
バッサリ
「え?いやいや、転移系で魔法使えないなんて『これは現実です、マスターに魔法は使えないです。』うそーん...なんでぇ?理由は?」
「それこそ、神力を軸に持ってるからですよ?」
「水と油だからかー...乳化剤とかないのー?」
「魔神くらいですよねー、魔力を統べる神なら魔法も使えたのですが、マスターは私神ですからねー。」
「ん、何その ししん って?」
なんのこと?
「えぇ?はぁー、まったく自分の事になると鈍感なのは相変わらずですね、ステータスを見てください。」
うおう、やけに呆れられてるな、でもステータス?この間みたばかりじゃないか?
「ああ、うん、ステータス」
名前:ナオト
種族:神族(私神)
スキル:概念付与・神具変異・心の障壁・極小神域・代替消費
称号:神宿す者・契約者・神域に耐えし者・神具製作者・死に瀕した者・神力行使・神に到りし者
ん?は?え?
「俺に...名前が『そこじゃないでしょう!』ああゴメン」
神になっとる、いつの間に...
「マスター[強化・容量増加]を使った時に、人の身で持ち得る神力の量を越えたんですよ?そこで[最適化]が働いて種族の枠を越えたみたいですね。」
「ふぇー、なんか凄い」
[最適化]、なかなか良い仕事するじゃないか。
「それで、私神、なんで、私神?」
「神は此方では何かを司る者の様ですから、マスターが自らを司るということでは?格好良く言えば〔自己証明〕ですかね?」
「我思う、故に我あり、みたいな事か。」
異世界行く前に人間辞めたんか、俺。
「それで魔力は扱えないのか、残念だなー、魔法とか使いたいなー。」
使いたいなー。
「そこは、道具の出番でしょう、道具は所有者に出来ない事を補助する物ですから!」
え?つまり。
「リフィーは魔法が使えるのか?!」
「?使えますよ?」
何をいまさらみたいな返しが来た。
「[重力方向の変化]は魔法でしたし?」
「まじか、全然気付かなかったぞ。」
そもそも端から魔法使えてなかったしな、神力は使えてたけども。ならリフィーが魔法を使えても不思議は無い、か?いやいや、ここきてから不思議だらけだけど。
「でも、それなら[リンク]じゃないけど、共有できるんだから俺使えても良くない?」
諦めてなるものかー!
「それはですねー、マスターが私に触れていれば、[感覚理解]を通して擬似的にマスターが魔法を使う事は出来るんですよ?マスターには無理なだけで。」
「なるほど、魔導具みたいなことか、いや、リフィーは神で神具なのに魔法もつかえるのか?チートやぁ...」
「まあ、私も比較対象が無いのでどこまでの魔法が使えるのかは、よく分からないですけどね、えへへ。」
褒められて嬉しそうに笑うなぁ、可愛いな畜生!
それはそれとして、なるほど、擬似的だろうと何だろうと魔法が使えるなら安心だ。
平均を演じる準備は整ったっぽいしな。
「じゃあ、魔法使いたいなー、リフィー、頼むよ。」
「はい!」
と、返事と共にリフィーの姿は消えて。
(マスター、準備万端です!)
(ん、おけー。)
左腕に見慣れた時計が付いた。
(念話も十分使えるなら、いけるな!)
周辺環境に影響を与えない魔法がいいかな?でも、それなら神力で同じ事できるし、じゃあ、まぁ、魔法初級みたいな、アレで。
(リフィー、ファイアボール!)
ボゥ!
(おおお!火の弾だ!すげー!操れるかな?)
(マスターの望むがままに。)
じゃあ、そろそろ神力も回復してきた所だし、衣服と自身に、[概念付与・保全]で。
(わー、楽しい!)
何をしているかというと。
(火の弾でリフティングができるとは!)
(遊ぶんですね、マスター。)
呆れた声が聞こえた気もするが気にしない!




